サポートの切れたWindows7のパソコンを「Chromebook」化して再生!
今回は実験報告です。
サポートが切れてしまったWindows7のパソコンを再利用する方法を実験してみました!
今回実験したのは、「CloudReady」というGoogleのオープンソースOS 「Chromium」をベースに構築されたオペレーティングシステムで、 PC にインストールすることで Chromebook化することができます。
良くわからないという方も、インターネットやYoutube、Gmailなどを使う程度なら全く問題ないパソコンが出来上がります。
CloudReadyシステム要件
●プロセッサ:2007年より前の製品に搭載されているCPUでは、まともに動作しない可能性があります
●メモリ:2GB以上
●ストレージ容量:16GB以上
●BIOS:USBメモリから起動できるパソコンに限ります
※その他インストールに必要なものとして8GBか16GBのUSBメモリ、Gmailアカウント(インストール時に作成することも可能)
今回使用したパソコン
●Lenovo G550
●CPU:Core 2 Duo T7100
●メモリ:8GB
●ストレージ:SSD80GB
というパソコンになります。Windows7のパソコンでサポートが切れていたため、使わずにそのままにしてあったパソコンになります。
まずはインストールメディアの準備をします
※インストールメディア作成をするパソコンは、CloudReadyをインストールするパソコン以外のパソコンで作成して問題ありません。
上記のリンク先にアクセスします。
注意
「Finish」で閉じると Windows がフォーマットするかを確認してきますが、「キャンセル」か×で閉じましょう。
ここまででインストールメディアの準備は完了です。続いて古いパソコンにCloudReadyをインストールします。
BIOS画面でUSBから起動できるように変更します。
この作業は、パソコンのメーカーや機種によって異なりますが、今回のパソコンではLenovoのロゴが出るときに「F2」キーをおしてBIOS画面を開きました。そこで「Boot」タブからBoot priority order:で「USB HDD」の優先順位を1にして、変更を保存して終了です。これでUSBが挿入されている場合USBから起動するようになります。
USBから起動すると以下の画面が表示されました
インストール完了になると、自動的にシャットダウンします。スリープ状態になると戻せなくなることもあるようなので、時々マウスを触っておいたほうがいいそうです。
シャットダウンされた後、もう一度電源を入れると以下の画面になります
これで作業は完了です。検索したり、Youtubeで動画を見たりは全く問題なくできました。もちろんGmailも問題なく表示されます。
Windowsでは時々遅くなってしまったりすることもあったりしましたが、Chromebookはそれほど多くのパワーを使わないので軽快に動作します。Windows7のサポートが切れてしまったけど、捨てるにはもったいないパソコンは多々あります。ただWindows7を使い続けるのはセキュリティ上好ましくありませんので、こういった使い方もあります。
新しいパソコンももちろんいいのですが、使い慣れたパソコンを捨てずに別の形で使うというのもいいですね。
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