「フォーマットしますか?」が出る前に!USBメモリの寿命と守り方

普段パソコンの修理や、皆さんの「困った!」を解決するサポートをしているので、毎日たくさんのパソコンや記録メディアに触れていますが、実は最近、とっても胸が痛くなるご相談が増えています。

それは、【USBメモリに保存していた大切なデータが消えてしまった(見られなくなってしまった)】というもの。「パソコンが壊れるのが怖いから、大事な写真はUSBメモリに移してあるの」 「仕事の資料、USBメモリに入れっぱなしだけど大丈夫よね?」

サポートさせていただく立場から言わせていただくと、それは「一番危険な保存方法」です。

今日は、なぜUSBメモリだけの保存がNGなのか、そしてどうすればあなたの大切な思い出や仕事の成果を一生守れるのか、を解説させていただきたいと思います。

🗣️ USBメモリは「保管庫」ではなく「移動カバン」!その驚きの正体

まず最初に、皆さんに一番知ってほしいことがあります。それは、USBメモリという道具の「本当の役割」です。

USBメモリは「カバン」であって「金庫」ではない

イメージしてみてください。あなたは大切な現金(データ)を持っています。これを銀行(パソコンA)から自宅(パソコンB)へ運びたいとき、何を使いますか? そう、カバンやお財布ですよね。USBメモリは、まさにこの「カバン」なんです。 カバンに現金を入れっぱなしにして、何年もクローゼットの奥に放置したりしませんよね? カバンは持ち歩くためのもので、長期保存には向いていないからです。 USBメモリも同じです。データをAからBへ「移動させるため」に作られた道具であり、何年もデータを閉じ込めておく「金庫」としての設計はされていません。

🗣️ 寿命は「ある日突然」やってくる

「昨日まで普通に使えていたのに!」 これは、データ復旧を依頼されるお客様が必ずおっしゃる言葉です。

実は、USBメモリの中には「フラッシュメモリ」という部品が入っています。これには、実は書き込み回数の寿命があるんです。 ノートに鉛筆で書いて、消しゴムで消して……を繰り返すと、いつか紙がボロボロになって破れてしまいますよね? USBメモリの内部でも、目に見えないレベルで同じことが起きています。

さらに怖いのが、「電気の漏れ」です。 USBメモリは、電気を閉じ込めることでデータを記録しています。でも、長期間パソコンに挿さず放置していると、タイヤの空気が少しずつ抜けるように、中の電気が漏れてデータが消えてしまうことがあります。

静電気と物理的な衝撃に弱すぎる

冬場、ドアノブに触れて「パチッ」となったことはありませんか? あの静電気、実はUSBメモリにとっては雷が落ちるようなもの。一瞬で内部のチップがショートして、データが全滅することもあります。

また、パソコンに挿したまま足が当たって「ポキッ」と折れてしまう事故も、私たちがよく受ける相談の一つです。 「小さくて便利」なのは素晴らしいことですが、それは同時に「壊れやすく、失いやすい」というリスクの裏返しでもあります。

🗣️ 故障したときの絶望……「データ復旧」のリアルな裏側

「壊れたら修理に出せばいいんでしょ?」 そう思っている方に、少し厳しい現実をお伝えしなければなりません。

恐怖のメッセージ「フォーマットしてください」

ある日、USBメモリをパソコンに挿すと、こんなメッセージが出ることがあります。

「ドライブを使用するにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」

これが、非常に厳しい宣告になります。パソコンがUSBメモリを認識できなくなっている状態です。 ここで焦って「はい」を押してフォーマット(初期化)してしまうと、データはすべて消え去ってしまいます。かといって「いいえ」を押しても、データを見ることはできません。

データ復旧には「数万円〜」の費用がかかる

USBメモリ本体は、家電量販店で数千円、安いものなら数百円で買えます。 でも、壊れたUSBメモリからデータを取り出す「データ復旧」の費用は、そんなに安くありません。

  • 軽度の故障: 数千円〜3万円程度
  • 重度の故障(物理的な破損など): 10万円〜20万円以上

「数千円のUSBメモリのために、10万円払うなんて……」と思われると思います。 しかも、それだけお金を払っても、データが100%戻ってくる保証はありません。チップが物理的に割れてしまっていたら、復元はほぼ不可能です。

【法人様へ】USBメモリ運用が抱える「信頼」のリスク

もしこれをお読みの方が、お仕事でUSBメモリを使っているなら、データ消失以上に怖いのが「紛失・盗難」です。 USBメモリはあまりに小さいため、どこかに置き忘れたり、ポケットから滑り落ちたりしても気づきにくいものです。

もし、お客様の個人情報や会社の機密情報が入ったUSBメモリをなくしてしまったら? それは単なる「データの紛失」ではなく、「会社の社会的信用の失墜」につながります。 「便利だから」という理由だけで、大切な業務データをUSBメモリだけで管理するのは、崖の上を歩くようなものです。

🗣️ 初心者でもできる「一生データを守る」習慣

ここからは、大切なデータをどう管理するのがいいかと挙げさせていただきます。

鉄則:データは必ず「2か所以上」に置く

「USBメモリに保存したから安心」ではなく、「パソコン本体と、もう一つの場所」に同じデータを置くことが基本です。

  1. クラウドストレージを活用する
    一番おすすめなのがこれ! Googleドライブ、OneDrive、iCloudなどのサービスです。
    • メリット: パソコンが壊れても、USBを失くしても、新しいパソコンでログインすればデータがそこにあります。
    • デメリット: IDやPWがわからなくなると、データを閲覧したりすることができなくなります。
  2. 外付けSSD(エスエスディー)を使う
    「ネットに預けるのは不安」「データ量が多い」という方は、USBメモリではなく「外付けSSD」を選びましょう。 USBメモリよりも構造が頑丈で、読み書きのスピードも驚くほど速いです。
  3. NAS(ナス)を導入する(法人・個人事業主様向け)
    オフィスなどで複数の人でデータを共有する場合、USBメモリを回すのはもうやめましょう。「NAS」という、ネットワークに繋がる専用のハードディスクを置くのが正解です。 自動で2つのハードディスクに同じ内容を書き込んでくれる仕組みがあるものも存在しますので、片方が壊れても業務が止まりません。

USBメモリを使う場合、上記のいずれかと一緒に併用することが望ましいと思いますので、合計「パソコン」と「上記のどれか」と「USBメモリ」の3か所に保存することになります。本当に大事なデータは、上記のすべてに置いておく方もいらっしゃいます。

🗣️今すぐできる「3分チェック」

この記事を読み終わったら、すぐに以下のチェックをしてみてください。

  • [  ] USBメモリの中にしか入っていない「唯一無二のデータ」はありませんか?
  • [  ] 3年以上前に買ったUSBメモリを、ずっと挿しっぱなしにしていませんか?
  • [  ] 「フォーマットしてください」と出たら、迷わず抜いて専門家に相談する準備はできていますか?

🗣️まとめ:データはあなたの「生きた証」です

写真も、動画も、仕事の書類も。それらはすべて、あなたがこれまで頑張ってきた証であり、大切な思い出です。 そんなかけがえのないものが、数千円の道具の寿命ひとつで消えてしまうのは、あまりにも悲しすぎます。

「USBメモリは、移動用のカバン。大切なものは、金庫(クラウドやSSD)へ」

この意識を持つだけで、あなたのデジタルライフはぐっと安全になります。 「設定がよく分からない!」「私の場合はどうすればいいの?」という方は、いつでもお気軽にご相談ください。

また、そういってる前にデータが消えてしまったという方も、復元できる可能性もありますので、JOYサポートまでお問い合わせください。

💪JOYサポートがお手伝いします

JOYサポートでは、
データ管理のアドバイス・データ復旧・データコピーのお手伝いなど
USBメモリやSDカードのトラブルにも迅速に対応しています。

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